一般社団法人 西印度諸島海島綿協会

当協会について

かつて英国が管理し門外不出とされていた西印度諸島産海島綿。1975年、日本が初めて英国外で原綿輸入を許可された国となったことを受け、1976年に西印度諸島海島綿協会の日本支部が設立されました。以来50年にわたり、当協会は世界に流通する西印度諸島海島綿原綿の大多数を輸入し、その優れた品質を国内外に広めてまいりました。

極めて希少な素材であるがゆえに模倣品も多く流通しているため、当協会では100%のトレーサビリティを確保する体制を構築。紡績は日本国内の1社に限定し、正規の取り扱いには会員登録が必要など、真正性と品質の維持に努めています。

West Indian Sea Island Cotton was once under exclusive control of the United Kingdom and kept strictly out of international circulation. In 1975, Japan became the first country outside the UK to be granted permission to import the raw cotton, leading to the establishment of the Japan Branch of the West Indian Sea Island Cotton Association in 1976.

For the past 50 years, the Association has imported the majority of West Indian Sea Island raw cotton distributed globally, promoting its exceptional quality both in Japan and abroad.

Due to the extreme rarity of this material, counterfeit products are widespread. To ensure 100% traceability and protect authenticity, the Association has implemented a strict system in which spinning is limited to a single company within Japan, and only registered member companies are permitted to handle the product.

理事長挨拶

当協会はカリブ海地域で産出される西印度諸島海島綿(シーアイランドコットン)の日本市場における普及と商標管理を目的に1976年に設立されました。以来50年近くにわたり活動するなか、2021年にはそれまでの協同組合から一般社団法人へと改組し、より開かれた協会として海島綿の更なる普及を促進すべくブランディング活動を続けています。

海島綿はコロンブスによるアメリカ到達の時代にまで遡る、繊維の中でも突出して豊かな歴史を持ちます。以来、その上質さゆえにヨーロッパ市場において英国のロイヤルファミリーをはじめとする、着るものにこだわりを持つ人々に愛され続けてきました。英国の紡績が独占してきた海島綿の原綿が1970年代半ばに初めて日本にもたらされてからは、我が国が世界における海島綿の主要なマーケットとなっています。

日本の市場においては協会の設立以来一貫してラグジュアリーマーケットへの浸透と認知度の向上に向けて活動してまいりました。当初中心だったアパレルだけでなく、ライフスタイル全般に立脚した志のある企業が集まりマーケットづくりをしています。

西印度諸島海島綿は、栽培に適した条件を持つ土地の少なさや育成の難しさから現在はそのほとんどがジャマイカで生産されている希少な素材でもあります。当協会は栽培農家と会員の皆様と共にその価値を伝えてまいります。

一般社団法人 西印度諸島海島綿協会
理事長 八木原 保

活動内容

活動目的

一般社団法人西印度諸島海島綿協会は『海島綿事業の普及』を目的とします。西印度諸島海島綿の主要なマーケットである日本において、海島綿ブランドの価値を高め、広めるべく活動しています。

事業内容

  1. 海島綿商標の管理
  2. 広報宣伝活動
  3. その他、上記目的を達成するために必要な事業

沿革

1976年 西印度諸島海島綿協会日本支部創立
事務局を帝国ホテルに置く
1979年 協同組合に改組
日本が西印度諸島の海島綿を独占買い付けする
1985年 都内百貨店で海島綿フェアがはじまる
1989年 商標使用マニュアル制定
2008年 アンティグアおよびネーヴィスとの契約栽培を始める
2013年 ジャマイカでの契約栽培を始める
2016年 アメリカン・シーアイランドコットンを商品化
2021年 一般社団法人へ組織変更

役員・会員一覧

理事長 八木原 保 (株式会社ジム 代表取締役会長兼社長)
副理事長 中西 一 (ブルーミング中西株式会社 取締役社長)
専務理事 西本 享由 (シーアイランドクラブ株式会社 代表取締役社長)
理事 和田 匡生 (成和株式会社 代表取締役社長)
理事 武村 貴司 (株式会社アズ 代表取締役社長)
理事 近藤 大揮 (株式会社近藤紡績所 代表取締役社長)

西印度諸島海島綿とは

〜最高級のサステナブルコットン〜

品質

海島綿糸の特徴であるしなやかさや光沢、丈夫さは、繊維長、強度などの客観的指標が高い次元で均衡がとれていることから生み出されます。

希少性

海島綿はその年間生産量が全ての綿花産出量の数十万分の一と極めて少ないため、「幻のコットン」と云われています。

サステナビリティ

周囲の環境や働く人々の生活が守られる持続可能な方法で栽培されていることを私たちの目で確認しながら事業に取り組んでいます。

地域貢献

海島綿栽培は多くの人手を要するため、雇用創出を通じて地元コミュニティーの発展に寄与しています。

トレーサビリティ

産地証明として、ロゴマーク(登録商標)の入ったホログラム下げ札をご用意しています。ホログラムに刻印されたシリアルナンバーを通じて畑からの生産履歴もたどることができます。

西印度諸島海島綿についてより詳しい情報は、こちらのページをご覧ください。

海島綿のお取り扱いには
ご登録が必要です

海島綿製品はその品質だけでなく原料のトレーサビリティがもたらす安心感が大きな魅力です。そのため海島綿製品を取り扱われる事業者様には当協会へご登録の上、海島綿の特徴を生かした製品展開をお願いしています。ご登録後、糸や下げ札の手配が可能になります。

ご登録手続きの流れ

  1. 事務局へご連絡
  2. 申請書類(申請書、会社概要、登記簿謄本)のご提出
  3. 入会審査
  4. 正式入会
  5. 製品企画、生産、販売

協会への登録を通じて生産者を含む様々な人々による共同プロジェクトへご参加いただくことになります。協会は海島綿の魅力を高めるプロジェクトの様々な側面について会員企業の皆様へお知らせしてまいります。

お問い合わせ

contact

所在地 : 〒103-0012
東京都中央区日本橋堀留町1-5-7ユービル4F
一般社団法人 西印度諸島海島綿協会 事務局

tel : 03-3662-1411
e-mail : info@kaitoumen.co.jp

事務局担当者 : 小谷野(コヤノ)

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