当協会は、西印度諸島海島綿(ウェストインディアン・シーアイランドコットン)製品を取り扱う企業を会員とする一般社団法人です。カリブ海の島々で取れる希少なコットンであるこの素材の魅力をお伝えするとともに、トレーサビリティを管理し、ロゴマークを目印に一般消費者の方に安心して商品をお求めいただける仕組みを提供しています。
当協会はカリブ海地域で産出される西印度諸島海島綿(シーアイランドコットン)の日本市場における普及と商標管理を目的に1976年に設立されました。以来50年近くにわたり活動するなか、2021年にはそれまでの協同組合から一般社団法人へと改組し、より開かれた協会として海島綿の更なる普及を促進すべくブランディング活動を続けています。
海島綿はコロンブスによるアメリカ到達の時代にまで遡る、繊維の中でも突出して豊かな歴史を持ちます。以来、その上質さゆえにヨーロッパ市場において英国のロイヤルファミリーをはじめとする、着るものにこだわりを持つ人々に愛され続けてきました。英国の紡績が独占してきた海島綿の原綿が1970年代半ばに初めて日本にもたらされてからは、我が国が世界における海島綿の主要なマーケットとなっています。
日本の市場においては協会の設立以来一貫してラグジュアリーマーケットへの浸透と認知度の向上に向けて活動してまいりました。当初中心だったアパレルだけでなく、ライフスタイル全般に立脚した志のある企業が集まりマーケットづくりをしています。
西印度諸島海島綿は、栽培に適した条件を持つ土地の少なさや育成の難しさから現在はそのほとんどがジャマイカで生産されている希少な素材でもあります。当協会は栽培農家と会員の皆様と共にその価値を伝えてまいります。
一般社団法人 西印度諸島海島綿協会
理事長 八木原 保
活動目的
一般社団法人西印度諸島海島綿協会は『海島綿事業の普及』を目的とします。西印度諸島海島綿の主要なマーケットである日本において、海島綿ブランドの価値を高め、広めるべく活動しています。
1976年 | 西印度諸島海島綿協会日本支部創立 事務局を帝国ホテルに置く |
1979年 | 協同組合に改組 日本が西印度諸島の海島綿を独占買い付けする |
1985年 | 都内百貨店で海島綿フェアがはじまる |
1989年 | 商標使用マニュアル制定 |
2008年 | アンティグアおよびネーヴィスとの契約栽培を始める |
2013年 | ジャマイカでの契約栽培を始める |
2016年 | アメリカン・シーアイランドコットンを商品化 |
2021年 | 一般社団法人へ組織変更 |
理事長 | 八木原 保 (株式会社ジム 代表取締役会長兼社長) |
副理事長 | 中西 一 (ブルーミング中西株式会社 取締役社長) |
専務理事 | 西本 享由 (シーアイランドクラブ株式会社 代表取締役社長) |
理事 | 和田 匡生 (成和株式会社 代表取締役社長) |
理事 | 武村 貴司 (株式会社アズ 代表取締役社長) |
理事 | 近藤 大揮 (株式会社近藤紡績所 代表取締役社長) |
会員 | ||
株式会社 アズ | 荒川 株式会社 | 株式会社 アトリエ・サガン |
株式会社 アイメックス | 内野 株式会社 | 株式会社 上脇 |
株式会社 オゾンコミュニティ | 有限会社 奥山メリヤス | オーロラ 株式会社 |
大成タオル 株式会社 | カネタ織物 株式会社 | 株式会社 キュビズム |
株式会社 グレン・クライド | 株式会社 ケイまつい | 株式会社 近藤紡績所 |
株式会社 サンヨーコーポレーション | シーアイランドクラブ 株式会社 | 株式会社 シップス |
株式会社 ジム | 株式会社 ジュニアー | 有限会社 スロウガン |
成和 株式会社 | 成和第一産業 株式会社 | 龍田紡績 株式会社 |
田村駒 株式会社 | 株式会社 ドゥ・ワン・ソーイング | 株式会社 ナイガイ |
西川 株式会社 | 林田 株式会社 | 日登美 株式会社 |
樋口繊維工業 株式会社 | 株式会社 美光 | 株式会社 ビヨルク |
ブルーミング中西 株式会社 | 三起商行 株式会社 | モリリン 株式会社 |
株式会社 ヤナセ | 株式会社 ユナイテッドアローズ | 米冨繊維 株式会社 |
レンフロ・ジャパン 株式会社 | 株式会社 リーミルズエージェンシー | 株式会社 ワン・エニー |
株式会社 AKM | 株式会社 ARTS&SCIENCE | 株式会社 SHEPHERDS |
〜最高級のサステナブルコットン〜
海島綿糸の特徴であるしなやかさや光沢、丈夫さは、繊維長、強度などの客観的指標が高い次元で均衡がとれていることから生み出されます。
海島綿はその年間生産量が全ての綿花産出量の数十万分の一と極めて少ないため、「幻のコットン」と云われています。
周囲の環境や働く人々の生活が守られる持続可能な方法で栽培されていることを私たちの目で確認しながら事業に取り組んでいます。
海島綿栽培は多くの人手を要するため、雇用創出を通じて地元コミュニティーの発展に寄与しています。
産地証明として、ロゴマーク(登録商標)の入ったホログラム下げ札をご用意しています。ホログラムに刻印されたシリアルナンバーを通じて畑からの生産履歴もたどることができます。
西印度諸島海島綿についてより詳しい情報は、こちらのページをご覧ください。
海島綿製品はその品質だけでなく原料のトレーサビリティがもたらす安心感が大きな魅力です。そのため海島綿製品を取り扱われる事業者様には当協会へご登録の上、海島綿の特徴を生かした製品展開をお願いしています。ご登録後、糸や下げ札の手配が可能になります。
協会への登録を通じて生産者を含む様々な人々による共同プロジェクトへご参加いただくことになります。協会は海島綿の魅力を高めるプロジェクトの様々な側面について会員企業の皆様へお知らせしてまいります。
contact
所在地 : 〒103-0012
東京都中央区日本橋堀留町1-5-7ユービル4F
一般社団法人 西印度諸島海島綿協会 事務局
tel : 03-3662-1411
e-mail : info@kaitoumen.co.jp
事務局担当者 : 小谷野(コヤノ)